塾で採用される問題集が結局は一番おススメな理由

英語おすすめ問題集、中学生
こちらもおススメ問題集はこの2冊がおすすめ!中1、2、3年、英語が苦手な人向けの勉強法

英語が苦手な中学生のためのおすすめ勉強法と問題集を2冊紹介します。

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このサイトでは、誰でも簡単に入手できる一般の問題集のなかからおすすめのものを紹介していく予定ですが、実を言うと、塾で使用される問題集は内容がとても良いです。

書店で購入できる問題集は、一般の素人の方が選んで購入されるので、一般の方に気に入ってもらえるように、買ってもらえるように、ということは意識していると思います。特に中学生向けの問題集はその傾向が強いように思います。

一方、塾で採用される問題集は、本気で生徒さんの成績を上げたいと思っている、塾の先生たちが選ぶものです。なので、内容はよりしっかりしたものになっています。

 

受験のプロ達が選ぶ「本気の」問題集だから

塾の先生達は、当然ですが、勉強が分かる人たちです。そして、テストや入試に何が出るかを研究している人たちです。生徒の成績を上げることが仕事なので、本気で使える、役に立つ問題集を求めています。何がテストに出るかを知っているので、どのテストにはどんな問題集、このレベルの生徒ならこの問題集、というように、しっかり理解したうえで問題集を使いこなすことができます。

先生たちにとって、優れた問題集はなくてはならない仕事道具のようなものです。納得のいくものを求めています。

字が小さいとか、カラーじゃない、イラストがない、と言って文句を言う人はいません。分厚くても、ページ数や問題数が多くても、テスト対策のために抑えておきたい問題がぎっしり詰まった問題集を使おうとします。

書店で手に入る問題集は一般の人が買いたくなるように作ってある

一方、書店で手に入る問題集を買っていくのはほとんどの場合、素人である親御さんか、生徒さんです。

親御さん達からよく聞かれるのは「たくさん問題集があって、どれを買えばいいのかわからない。だから適当に良さそうなものを買ってみた」という言葉です。中学生が自分で選んで買う時もほぼ同じ状況だと思います。

もし本屋さんに、塾で使うような、白黒でページ数が多くて、問題がびっしりつまった問題集があったら売れるでしょうか?

おそらく売れないでしょう。

「難しそう」「こんなにたくさんやりたくない」と思うからです。

書店で問題集を買う人たちは、自分の買った本が、どのぐらい良い本か、勉強に役立つのか、わからないままに買っていきます。

「人気の問題集」「今売れてます」というコーナーに置いてあるからといって、本当に学習に役立つ良い問題集とは限りません。単に数多く売れる商品、という意味かもしれません。書店も、問題集の質の良し悪しではなく、「売れる本」を仕入れようとします。そういう仕組みを理解して問題集を選ぶことは大切です。

「よく売れる本」というのは、勉強のこともテストのこともよく分からない人達が「どれがいいのかわからないから適当に買った」中でのランキングかもしれません。問題集の質、というより、「なんとなく良さそう、友達が使っていた、分かりやすそうだった」という理由で選ばれたものかもしれません。

「10日間で5教科すべてを復習できる」? 甘い言葉に気を付けよう

中学生向けの問題集で特によく見かける言葉です。もし本当にこの問題集1冊で5教科のすべてを復習できるなら楽なので、つい買いたくなる人もいるかもしれません。

ここで冷静に考えてほしいのは、中学3年間で使った5教科の教科書を積み上げてみたらどれくらいの高さになるか、ということです。

3年間、毎日学校で何時間も授業を受けて習ったすべての事は、相当な量であることが感じられると思います。

教科書でいうと厚さ数十センチに及ぶ分量を、ペラペラの問題集1冊で復習させようとしたら、どんな作り方になるでしょうか?

例えるなら、500個ある点の中から、70個くらいを、ちょん、ちょん、ちょん、とつまんできて、一つの本の中に書いておく、という作り方をするしかありません。

そうすれば、10日間で5教科すべてを終わらせることができるかもしれません。

もちろん、そのような学習では大切なことをほとんど身に付けることはできないでしょう。1000円も払って、貴重な10日間を使ってどれほどのことが学べるでしょうか?

それなら、その10日間を本当に意味のある問題を解いたり、単語や歴史の暗記などに使ったほうがよほど良かった、ということになると思います。

書店に売っている問題集も上手に選べば役に立つ

「売れている」かどうかは別として、書店でも役に立つ問題集を見つけることはできます。

ですが、勉強のことが全然わからない親御さんや、中学生の生徒さんが、自分で選ぼうとしても「どれが自分に合っているのかわからない」となりそうです。

問題集にはそれぞれ、特徴があります。初心者向けに基本的な事だけを丁寧に書いたもの、教科書の内容に沿って作られたもの、基礎から応用まで幅広い問題を載せているもの、ハイレベルな問題だけを載せているもの、解説が充実しているもの、定期テストのための問題集、入試対策のための問題集…。

このサイトでは、それぞれの目的に合った問題集が選べるように解説をしていきます。興味のある方はこちらもご覧ください。

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